アクアマリンタックレス凛
種類:リベット構造型水性硬質塗料
社名:大日本塗料株式会社
商品名 | 容量 | 色 | 艶 | 数量 | 単位 | 価格 | |||
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※価格は税込価格になります。
仕様
●人の手が触れる箇所の皮脂による汚れ・塗膜軟化対策に アクアマリンタックレス凛
塗料名 | 容量 | 塗面積 | 使用量 kg/m²/回 |
塗回数 | 塗り重ね乾燥時間 (23℃) |
希釈剤 | 希釈率(%) | 塗装方法 | |
上塗材 | アクアマリンタックレス凛 | 4kg | 16~18m2 | 0.11~0.12 | 2 | 3時間 以上 |
水道水 | 0~10% | エアレスで塗装する場合、希釈率を10~15%増やす 濃彩色で粘度が低い場合は0~5%とする |
15kg | 62~68m2 |
提案色
- 色指定の際のご参考にご利用ください。
尚、画面上に表示される色は実際の色と大きく異なる場合がございますので、ご注文時は特にご注意ください。
正確な色を選択されるために、カタログ又はサンプルをご用意しております。別途ご請求ください。
特徴
リベット構造型水性硬質塗料
アクアマリンタックレス凛
人の手が触れる箇所の皮脂による汚れ・塗膜軟化対策に
塗膜軟化を防ぐ!
超低臭!
意匠を活かしたクリヤー仕上が可能!
屋内外でも使用可能!
特長 アクアマリンタックレス凛で塗膜軟化を防ぐ!
リベット構造の樹脂が強固な塗膜を形成・皮脂の侵入を防ぎます。
塗膜の皮脂軟化とは?
人の出入りする細に触れやすい扉・手すりなどに付着した手の皮脂などは、塗膜内に浸透していきます。すると塗膜は徐々に軟化し、塗膜表面が黒ずみ始めます。繰り返される手の接触でさらに軟化が進み、塗膜のはく離が起こります。
特長 超低臭
臭気測定 比較グラフ
※社内試験
※一般水性つや有り塗料の臭気を100%とした場合の数値
特長 クリヤー仕上げ
意匠を活かしたクリヤー仕上げが可能!
クリヤー仕上げの場合は、下塗りに「マイティ―万能水性シーラー」のクリヤーを塗装して下さい。
特長 屋内外でも使用可能!
耐水性・耐候性に優れるため、従来溶剤形を塗装していた箇所へも塗装可能です!
特長 まとめ
- 皮脂による塗膜軟化や汚れに強い
- 粘着性(タック)のない塗膜を形成
- 強溶剤ポリウレタン樹脂塗料並みの塗膜硬度を有している
- 作業性に優れ、仕上がり性が良好
- 耐水性・耐候性に優れ、屋内外で使用可能
- 超低臭 塗装中のにおいが気になりません。
- 意匠を活かしたクリヤー仕上げが可能
既存模様を活かした仕上が可能になるなど、幅広くご利用いただけます。
用途
屋内の鉄部・木部・コンクリート・モルタル・各種ボードなど
準屋外のマンションなどの解放廊下周辺の扉まわり、消火栓扉、PS扉など
屋外※1(屋外においても臭気を気にするような環境)の屋外一般鉄部
※1.屋外での適用は一般鉄部を想定しております。
※上記意外の用途に使用される場合は、弊社にお問合わせ下さい。
標準工法
標準塗装仕様 エナメル仕上げ
鉄部 新設および塗り替え
塗装工程 | 商品名 | 塗装回数 (回) |
色相 | 混合比率 (重量比) |
塗装方法 | 希釈率(%) (重量比) |
標準使用量 (kg/m²/回) |
塗装間隔 (20℃) |
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新設 | 素地ごしらえ |
1. サンドペーパー・電動工具などを用いて、汚れやその多の有害な付着物を除去する。 2. 付着したごみ・埃などはウエスなどを用いて拭き取る。 3. 油脂分はシンナーなどを用いて除去し、清浄な面とする。 |
乾燥後 | ||||||
塗り替え | 下地調整 |
1. 劣化塗膜・脆弱な塗膜などを適切な工具(ブラシやサンドペーパーなど)を用いて除去し、旧塗膜は全面目粗しを行う。 2. 付着したごみ・埃などはウエスなどを用いて拭き取る。 3. 油脂分はシンナーなどを用いて除去し、清浄な面とする。 |
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下塗り | アロナEPO 又は マイティ―万能水性シーラー |
1~2回 | ホワイト、赤さび色、ライトグレー、淡彩色 | ━ | 刷毛、ローラー | 0~10 | 0.13 | 2時間以上 1ヶ月以内 |
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白 | 主剤:14部 硬化剤: 1部 |
0.10~0.12 | 4時間以上 7ヶ月以内 |
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上塗り | アクアマリンタックレス凛 | 2 | 白、各色 | ━ | 刷毛、ローラー | 5~10 | 0.12 | 3時間以上 |
アロナEPOは屋内のみに使用して下さい。屋外、準屋外での使用の際は、「マイティ―万能水性シーラー白」又は「水性グリーンボーセイ速乾」を2回塗りして下さい。
木部 新設および塗り替え
塗装工程 | 商品名 | 塗装回数 (回) |
色相 | 混合比率 (重量比) |
塗装方法 | 希釈率(%) (重量比) |
標準使用量 (kg/m²/回) |
塗装間隔 (20℃) |
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新設 | 素地ごしらえ・下地調整 |
1. 木部を傷つけないように、汚れ・付着物を除去する。油類は溶剤などで拭き取る。 2. ヤニは、削り取り待ちは電気ごて焼きのうえ、溶剤などで拭き取る。 3. 研磨紙(P120~220)を用いて、かんな目・逆目・けばなどを研磨する。 |
乾燥後 | ||||||
下塗り | 水性マイティ―シーラーマルチ 又は マイティ―万能水性シーラー |
1~2回 | 透明なブルー クリヤー |
━ | 刷毛、ローラー | 無希釈 | 0.11 | 2時間以上 1ヶ月以内 |
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クリヤー 白 |
主剤:14部 硬化剤: 1部 |
0~10 | 0.10~0.12 | 4時間以上 7ヶ月以内 |
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上塗り | アクアマリンタックレス凛 | 2 | 白、各色 | ━ | 刷毛、ローラー | 5~10 | 0.12 | 3時間以上 |
コンクリート・モルタル・各種ボード 新設および塗り替え
塗装工程 | 商品名 | 塗装回数 (回) |
色相 | 混合比率 (重量比) |
塗装方法 | 希釈率(%) (重量比) |
標準使用量 (kg/m²/回) |
塗装間隔 (20℃) |
|
新設 | 素地ごしらえ |
1. pH10以下、含水率10%以下とする。 2.サンドペーパー・電動工具などを用いて、汚れやその他の有害な付着物を除去する |
乾燥後 | ||||||
塗り替え | 下地調整 |
1. 汚れ・脆弱な塗膜などを適切な工具(ブラシやサンドペーパーなど)を用いて除去する。 2. ブラシ・ホウキなどを用いて、汚れやその多の有害な付着物を取り除き、清浄な面とする。 |
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下塗り | 水性マイティ―シーラーマルチ 又は マイティ―万能水性シーラー |
1~2回 | 透明なブルー クリヤー |
━ | 刷毛、ローラー | 無希釈 | 0.11 | 2時間以上 1ヶ月以内 |
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クリヤー 白 |
主剤:14部 硬化剤: 1部 |
0~10 | 0.10~0.12 | 4時間以上 7ヶ月以内 |
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上塗り | アクアマリンタックレス凛 | 2 | 白、各色 | ━ | 刷毛、ローラー | 5~10 | 0.12 | 3時間以上 |
※クリヤー仕上げは別途お問合わせ下さい。
※本カタログ値は、製品を適正にご使用頂くための代表値を記載したものです。
記載条件以外の場合は、事前にお問合わせ下さい。
※本カタログ値は、製品を適正にご使用頂くための条件の代表値を記載したものです。記載条件以外の場合は、事前にお問い合わせ下さい。
塗料性状
塗料性状※1
項目 | 内容 | ||||||
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白・各色 | クリヤー | ||||||
容姿 | 一液性 | ||||||
荷姿 | 15kg、4kg | ||||||
光沢 | つや有り、5分つや、3分つや、つや消し | つや有り | |||||
密度(23℃) | 塗料 | 1.15~1.45(白・淡彩色) | 1.00~1.08 | ||||
揮発分 | 1.00 | 1.00 | |||||
粘度(23℃) | 75~100KU | 85~95KU | |||||
加熱残分 | 50~65%(白・淡彩色) | 36~42% | |||||
乾燥時間 | 温度 |
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指触 |
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半硬化 |
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引火点 | SDS参照 | ||||||
発火点 | SDS参照 | ||||||
爆発限界(下限~上限) | SDS参照 |
塗装基準※1
項目 | 内容 | |||||||
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白・各色 | クリヤー | |||||||
下地処理 | 素材表面の油分・汚れ・埃などを除去し乾燥した清浄な面とする。pH10以下、含水率10%以下 | |||||||
塗装法 | 塗装方法 | 刷毛・ローラー※2 | ||||||
希釈剤 | 水道水 | |||||||
希釈率 | 5~10%※3 | 0~5% | ||||||
標準使用量※4 | 0.12kg/m2/回 | 0.11kg/m2/回 | ||||||
標準膜厚 | 20~30μm/回 | 15μm/回 | ||||||
ウエット管理膜厚 | ━ | ━ | ||||||
塗装間隔 | 温度 |
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最小 |
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最大 |
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関連法規
危険物表示 | ━ |
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有機溶剤区分 | ━ |
有害物質表示 | SDS参照 |
劇物表示 | ━ |
※1 各数値は標準を示すものであり、若干の変動があります。
※2 エアレスで塗装する場合は、希釈率をそれぞれ10~15%増やしてください。
※3 濃彩色で粘度が低い場合は、0~5%として下さい。
※4 標準使用量は、実測値に基づき算出しています。
また、被塗物の形状などにより標準使用量は変動します。
注意事項
施工上の注意
- 開缶後は、よくかき混ぜて均一な状態にしてからご使用下さい。
- 保存上、引火の心配はありませんが、極端な高温(50℃以上)での保管は避けて下さい。
- 凍結により変質するおそれがありますので、低温(0℃以下)での保管は避けて下さい。
- 屋外での貯蔵は避けて下さい。
- 塗装場所での気温が5℃以下、湿度85%以上で結露のおそれがある場所、又、換気の悪い場所での塗装は避けて下さい。
- 絶えず結露が発生するような場所での使用は避けて下さい。塗料中の水溶性成分(粘着物)が表面に溶出する場合があります。
- 著しい結露が予測される場合は、溶剤形塗料での塗装を推奨します。
- エマルション塗料以外の塗膜面に塗装する場合は、事前に付着性を確認して下さい。
- 旧塗膜がつや有り仕上げの場合、条件によっては割れが発生するおそれがありますので、あらかじめ試し塗りなどで確かめて下さい。
- 濃彩色の場合、塗膜を強く擦ると色落ちすることがありますのでご注意下さい。
- 油汚れが著しい場合は、はがれ・割れの原因になることがありますので、中性洗剤などで十分に油分を除去してから塗装して下さい。
- 希釈は指定された希釈剤をご使用下さい。又、希釈し過ぎないようにご注意下さい。
希釈し過ぎた場合、ダレや隠ぺい不良、仕上がり不良などの原因になります。 - 塗装方法として刷毛とローラーが混在する場合は、標準仕様量・仕上り肌が異なり、若干の色相差がでますので刷毛塗りの部分は希釈を少なめにして塗装して下さい。
- ローラー塗りの場合、ローラー目は同一方向に揃えるように仕上げて下さい。ローラー目により、色相や仕上がり感が異なって見えることがあります。
- 塗装後1日以内に雨や結露などの影響を受けると、白化・シミが残る事があります。万一生じた場合は塗り重ねして下さい。
- 塗装面に常時物が置かれるような場所への塗装は避けて下さい。
- 層間はく離を起こすおそれがありますので、油性下塗塗料(ワンツーエポなど)の上に塗装しないで下さい。
- 塩ビクロスへの塗装は可塑剤のブリードにより、粘着が出る可能性がありますので、つや消しをご使用ください。
- 可塑剤を多く含む塩ビラミネート、塩ビゾル鋼板、ゴムパッキン、プラスチック、合成皮革などへの直接塗装は避けて下さい。又、これらの材質と塗膜が接触することの無いようにご注意下さい。
- シーリング材への塗装は可塑剤の移行による塗膜の軟化、はがれ、割れの原因になることがありますので避けて下さい。又、シーリング材と塗膜が接触することの無いようにご注意下さい。
使用上の注意
取扱いには下記の注意事項を守って下さい。
※詳細な内容は、安全データシート(SDS)をご参照下さい。
● 取扱い上の注意
- 取扱い後は、手洗い及びうがいを十分に行って下さい。
- よくフタをし、一定の場所に貯蔵して下さい。
- 子供の手の届かないところに保管して下さい。
- 捨てる時は、産業廃棄物として処分して下さい。
- 容器は垂直に持ち上げて下さい。斜めに持ち上げると取っ手が外れ、落下事故の危険があります。
●緊急時の処置
- 目に入った時には、多量の水で洗い、できるだけ早く医師の診療を受けて下さい
- 誤って飲み込んだ時には、できるだけ早く医師の診察を受けて下さい
- 容器からこぼれた時には、砂等を散布したのち処理して下さい。
※本ページに記載以外の条件で使用される場合は、別途お問い合わせ下さい。
※本製品の内容は予告なく変更することがあります。
2021年度色材協会技術賞を受賞
皮脂軟化による塗膜はく離を抑制する水性塗料「アクアマリンタックレス」が2021年度色材協会技術賞を受賞しました
「アクアマリンタックレス」が、一般遮断法人 色材協会主催の2021年度色材研究発表会(開催日:9月16日・17日)において、色材協会技術賞を受賞しました。アクアマリンタックレスは、皮脂による塗膜の軟化を抑制する塗料として開発したもので、水性塗料ながら強固な塗膜を形成します。受賞にあたっては、技術の革新性の観点から高く評価いただきました。
※「アクアマリンタックレス凛」は、このアクアマリンタックレスの性能を引き継ぎながら、さらに「低臭化」、「クリヤー」仕上げが可能」になったバージョンアップ商品です。
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備考
大日本塗料株式会社: https://www.dnt.co.jp/
商品ページ: アクアマリンタックレス凛