レッカノンM
種類:無機質系建材表層強化剤
社名:株式会社ジェイテック/柘煌業株式会社
商品名 | 容量 | 数量 | 単位 | 価格 | ||
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※価格は税込価格になります。
※4Lは当社の小分けとなります。
仕様
商品名 | 容量 | kg/m²/回 | 塗装面積 | 塗装間隔(20℃) |
レッカノン−M | 4L | 0.12〜0.25 | 追かけ2回塗りで16〜35m² (材質の吸水率による) |
夏季6時間 冬季12時間 |
20L | 追かけ2回塗りで80〜160m² (材質の吸水率による) |
特徴
浸透
低粘度、低表面張力のレッカノンは、水よりも深くコンクリート・石質の毛細管水隙や、空隙を通り浸透します。
反応
コンクリート・石質中の主として友利石灰、コンクリート骨材中の反応性の高い不定形シリカと反応し、水隙・空隙内で非水溶性無機化合物となります。
強化
生成された無機化合物は、化合前より安定した物質となり、水隙や空隙を充填し、通常約4日後から気室を強化します。
防水
水隙や空隙を充填し、組織を緻密化した非水溶性無機化合物は、コンクリート、石質自体の吸水を妨げます。
保護
吸水を止め、気質中の遊離アルカリを安定物質に変えることで、中性化の促進を妨げます。又、既に中性化が進んでいるコンクリートに高アルカリ性のレッカノンを塗布すると、アルカリ性が回復します。
耐久
レッカノンで処理されたコンクリー・石質の表層は、安定した緻密な保護層によって水の浸入を防ぎ、中性化や塩害・凍結も防止し、コンクリート構造物の耐久性・耐汚染性を大幅に向上させます。
用途
すべてのセメント質、石質の表面を対象に、一般建造物・土木構築物の地下部分等の劣化や吸水を防止します。
(コンクリート・モルタル・天然石材・レンガ・タイルPC・ALC・ストレート・漆喰・スタッコ等)
標準工法
工程 | 施工方法 |
試験施工 | 天然石の場合含有成分によって、わずかな変色が見られる場合があります。 色の濃い陶磁器タイルの表面や、鏡面仕上げの石材に、白い結晶が出る場合があります。 塗布後5分以内によく水洗いしたウエスで表面を拭き取り、外観を見極めた上で本施工に入ってください。 |
施工面の清掃 | 施工面の汚れ・エフロレッセンス・レイタンス・カビ・苔等は固いブラシ・皮すきジェット洗浄・温水中低圧洗浄等で落とし、本品が浸透しやすい様にしてください。あまり高圧で表層や目地を飛ばさないように注意してください。 |
施工面の乾燥 | 水洗いした場合は表面の濡れ色がなくなるまで乾燥させてください。 |
下地処理 | 施工面のジャンカ・コールドジョント、0.3ミリ巾以上のクラック、欠損部、穴、欠け欠落目地等は補修してください。 |
周囲の養生 | 洗浄時及び塗布施工時には、周囲のガラス、アルミサッシ・植物・洗濯物自動車等に付着しないように養生してください。 |
レッカノンーMの塗布 | 施工面が雨や洗浄水で濡れ色を呈している場合は、表面の濡れ色がなくなってから塗布して下さい。 また、表面の温度が直射日光などで40℃以上の場合は、日影の部分から、又は水冷してから塗布して下さい。 塗布は、ハケ・中毛ローラー・エアレス又はスプレーガン(低圧2kgf/cm2以下)や農業用噴霧器等で、追っかけ2回(1分以内)塗りしてください。 特にローラーで塗る場合は、下から上へしごき上げて液だれがないようにご注意ください。 スプレーや噴霧器は塗布面に近づけ、ロスのないように塗布して下さい。 塗布量が少ないと施工後吸水(濡れ色)しますので所定量を守ってください。 |
後養生 | 塗布後、夏季で6時間、冬季で12時間は、雨や雪等がかからないよう養生してください。 もしも、この時間内に雨や雪がかかったら、塗布のやり直しをして下さい。 |
効果の確認 | 施工の効果の確認を塗布後12時間以降に水をかけて浸み込みや濡れ色が出ないことを確認してください。 濡れ色や浸み込みが現れたら、塗布量不足ですので再塗布して下さい。 |
注意点
適用基材
モルタル・コンクリート・及びそれらの二次製品(セメント目地・レンガ・陶磁器タイル・天然石・人造石・漆喰・スタッコー・プラスター・石膏ボード・珪カル板・スレート押出成形材)等の無機質系建材のみに塗布して下さい。
木材・金属・合成樹脂・各種繊維等には不適当です。塗布の対象にはなりません。