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IP水性ノンタッククリヤー
種類:水系1液耐皮脂性クリヤー[内外部用]
社名:インターナショナルペイント株式会社
仕様
木部面・塗装面(新設)(素地:各種サイディングボード・モルタル・コンクリート・スレートなど)
製品名 | 容量 | 希釈率 | 塗付量 kg/m² | 塗装面積 | 間隔時間(hr) (23℃) |
|
素地調整 | ・ゴミ、ホコリ、油脂類などの付着物は適切な除去方法を用いて、除去物も含め十分に取り除いてください。 (水洗浄の場合、24時間以上放置し乾燥確認) • 木部にシミ・ヤニの発生がある場合は十分に除去してください。また、吸い込みが激しい場合は、シーラー処理としてIP含浸シーラー※1を使用してください。 |
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上塗材 | IP水性UVクリヤー Si | 3.5kg | 3~8% (清水) |
0.08~0.12 | 29~43m² | 2h以上 |
15kg | 125~187m² | |||||
IP水性ノンタッククリヤーSi | 3.5kg | 29~43m² | 4h以上 | |||
15kg | 125~187m² |
- (注)IP製品のクリヤーとしてご使用になる場合は各種仕様に従って、塗装を行った後に施工してください。
- ※1 IP含浸シーラーは、原体使用にて1回塗り (0.12~0.15kg/ m2)。
- ※2 クリヤー2回塗りの場合は1回目のクリヤー(艶有り) 塗装後、2時間以上放置乾燥してください。
用途・性能
用途 | IP水性UVクリヤーSi | IP水性ノンタッククリヤーSi | IP水性金属用クリヤーSi | |
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壁面 | 塗装面(新設) (素地:各種サイディングボード ・モルタル・コンクリート・スレートなど) | ○ | ● | ━ |
木部 | ○ | ● | ━ | |
ボンデ鋼板(JIS G 3313) トタン板(JIS G 3302) 鉄板(JIS G 3141) ガリバニウム鋼板(JIS G 3321) ステンレス鋼板(JIS G 4305) アルミ板(JIS H 4000) カラートタン(JIS G 3312) 硬質塩ビ板(JIS K 6745) | ━ | ━ | ○ | |
性能 | 艶のバリエーション | 艶有り・3分艶・5分艶調整 | 艶有り・5分艶調整 | 艶有り |
内部用 | ○ | ● | ○ | |
外部用 | ○ | ● | ○ | |
防カビ・防藻効果 | ○ | ━ | ━ | |
耐皮脂性 | ━ | ● | ━ |
特徴
IP水性ノンタッククリヤーSi (低VOC F☆☆☆☆ トルエン・キシレン ゼロ配合)
IP水性ノンタッククリヤーSiは耐皮脂性に優れますので、人の手などが触れる手すり、ドアなどにおいて、クリヤー塗膜が軟化したり、ベタツキ、ハクリなどの発生を大幅に軽減します。
また、高耐候性シリコン樹脂と紫外線によるラジカルの発生を抑制するUV抑制効果により、クリヤー塗膜自体の劣化を軽減し、優れた耐候性を発揮します。また、UVカット機能を付加することにより、淡彩色の塗装面(新設)に施工した場合はチョーキング現象などの劣化、濃彩色の塗装面(新設)に施工した場合は退色などの劣化を大幅に軽減し、長期にわたり塗装時のキレイな状態を保持します。
※別途調整料が必要となります。
◆ 優れた耐皮脂性
屋外・屋内において、特に人の手などが触れる手すり、ドアなどにおいて、皮脂(脂肪酸)の影響を受け、一般的な塗膜は軟化したり、ベタツキ、ハクリを起こします。このような特殊な箇所・条件下において皮脂による影響を最小限に抑えるクリヤーです。
◆ 耐ブロッキング性 タック軽減
夏場など高温時、または高湿度時においてクリヤー表面にベタツキ(タック)感がなく、サラッと仕上がりますので、手あかなどの汚れの付着を軽減します。
◆ 優れた耐候性
高耐候性シリコン樹脂に加え、さらに特殊UV抑制効果(UVハイブリッド)により、紫外線影響によるクリヤー塗膜自体の劣化を最小限に抑えます。
また、UVカット機能を付加することにより塗装面•木部の劣化、退色を大幅に軽減します。
◆ 無公害水系クリヤー
環境面においては、トルエン・キシレン・鉛・クロムなどの有害物質をまったく含まず、また強溶剤系・弱溶剤系塗料と比べ、塗装中、および塗装後の溶剤臭などについても大幅に軽減し、安心してご使用いただけます。
環境対策
エマルション塗料 | 規格・結果 | |
---|---|---|
ホルムアルデヒド放散等級 | F☆☆☆☆ (101127) | |
低VOC | A1:水系塗料 W3 | |
芳香族系炭化水素 | 0.1%以下 | 適合 |
重金属(鉛・クロム類) | 0.05%以下 | 適合 |
発癌性物質 生殖毒性物質 変異原生物質 | 0.1%以下 | 適合 |
感作性物質 | 0.1%以下 | 適合 |
耐皮脂性試験
- ①クリヤーを塗布し、50℃で4日間乾燥
- ②一級オレイン酸(皮脂の成分とて)を含ませた脱脂綿を接触させ8時間放置
- ③脱脂綿を除きも中性洗剤で水洗い後、乾燥させた接触面の状態を観察
IP水性UVクリヤーSi・IP水性金属用クリヤーSiの詳細はこちら
施工についての注意点
- 施工前に本製品が用途・要望・現場の状況に的確であることを十分に確認の上、施工を行ってください。ご不明な点については、お問い合わせください。
- 素地調整は必ず念入りに行ってください。
- 必ず事前に試験塗りにて仕上がり感、密着など問題のないことを確認してください。また塗装中、塗装後、および塗料の取り扱い作業時は、換気を十分に行ってください。
- 可塑剤が多く含まれる塩ビ鋼板、シーリング材など、またはそれらが接触する箇所への塗装はお避けください。
- シーリング材を施工する場合は、後打ちにて施工してください。
- 上記仕様書は標準的な施工仕様書です。希釈率、塗布量、および施工面積は塗装面(新設)・木部表面状態や塗装条件により異なります。また一度に上記記載塗布量を超えての厚塗りはしないでください。
- 降雨・強風が予想される日、気温5℃以下(表面温度が5℃以下)、湿度85%以上の場合は塗装をお避けください。
また夏期の炎天下などは表面の温度が高いため、塗膜乾燥が早まり、塗膜本来の優れたレベリング性能などを阻害する恐れがありますので、希釈率を調整したり朝方など涼しい時間帯の施工をお奨めします。 - 各工程において塗装面(新設)・木部表面にホコリ、黄砂などの粉塵が飛来していないかどうか十分に確認し、飛来している場合は除去、水洗いを行ってください。
- 吸い込みが激しい素地の場合はシーラー工程を必ず行ってください。また、IP含浸シーラーはカチオン系ですので他の塗料と混合したり塗装器具を洗浄せず共用しないでください。(ゲル化します)
- ローラー塗装の場合は無泡ローラー、ハケ塗装の場合はナイロンバケ(水性ハケ)をお奨めいたします。スプレー塗装の場合はオーバースプレーや周囲への飛散に十分留意してください。特に3分艶・5分艶調整においては艶ムラを軽減するスプレー塗装をお奨めします。
- 塗装方法により希釈率を調整してください。尚、規定量を超えますと塗膜性能の低下やタレなどの原因となります。
- 塗装において極端な膜厚の差には注意して、均ーな膜厚になるよう施工してください。艶ムラの原因となります。
- 塗装後、4-5時間は降雨、降雪、結露(夜露)に十分注意してください。
- 可動部、および床面など耐磨耗性が要求される箇所、または塗膜同士が接触する箇所への塗装はお避けください。
- クリヤー自体には、素地からの溶出物(エフロレッセンス・サビ汁• 可塑剤など)を抑える効果はありません。
- サイディングなどの再生工法としてのクリヤーとしては、ご使用しないでください。
- 外部へ本製品を使用する場合は、塗膜性能および仕上がりなどに影響する可能性がありますので、2回塗りをお奨めします。5分艶調整仕上げの場合は1回目に艶有りクリヤーを施工してください(放置乾燥4時間以上)。
- 保管は、直射日光や雨ざらしは避け、気温40℃以上、0℃以下の状態に長時間置かないでください。また、開缶後はなるべく早めにご使用ください。
- 本ページの記載内容についてご不明な点、または記載内容以外についてはお問い合せください。
- 製品の安全に関する詳細な内容については、安全データシートをご参照ください。