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カケンフィラー(F☆☆☆☆)
種類:薄塗りタイプの汎用下地調整塗材
社名:エスケー化研株式会社
仕様
商品名 | 容量 |
kg/m²/回 | 塗装面積 | 間隔時間(hr) (20℃、65%RH) |
|
工程内 | 工程間 | ||||
カケンフィラー | 30㎏(セット) | 0.75~1.0 | 1回塗りで30~40m² | 2h以上 | 24以上 |
特徴
- 特殊合成樹脂エマルションを使用しているため、下地の防水性が一層向上します。
- 硬化後強固な被膜を形成し、仕上塗材の密着性を向上させます。
- 脆弱な下地を均一に強化し、また仕上塗材の色むら、密着不良、造膜不良などの原因を予め防止できます。
- 施工が簡単で、刷毛塗り、ローラー塗り、スプレー塗りなど状況に応じ、各種の方法で能率よく作業を行えます。
用途
- ALCパネル面の目止め及び粗面下地の平滑化などの下地調整
- コンクリート・セメントモルタルの多孔質壁面の目止めや、ノロ引きを必要とする場合の下地調整
標準工法
材料 | 調合 (重量比) |
所要量 (kg/m²) |
塗回数 | 間隔時間(hr) | 備考 | ||
工程内 | 工程間 | ||||||
カケンフィラー粉体 | 100 | 0.75~1.0 | 1~2 | 2以上 | 24以上 | - | |
カケンフィラー混和液 | 50 | ||||||
清水 | 刷毛塗り ローラー塗り |
20~40 | - | 左官刷毛、ウールローラー | |||
スプレー塗り | 40~50 | リシンガン 口径:4~5mm 圧力392~588kPa (4~6kgf/cm²) |
可使時間:夏期1.5時間、冬期3時間
注)スプレー塗りは吹付後、左官刷毛でしごいて下さい。
性能試験成績表
JIS A 6916 建築用下地調整塗材 下地調整塗材C-1による物性結果
試験項目 | 結果 | 規定 | |
軟度変化 | 7 | ±20%以下 | |
耐ひび割れ性 | 合格 | ひび割れがないこと。 | |
耐衝撃性 | 合格 | ひび割れ及びはがれがないこと。 | |
付着強さ | 標準養生 | 1.2 | 0.7N/mm²以上 |
低温養生 | 1.0 | 0.5N/mm²以上 | |
吸水量 | 0.5 | 2g以下 | |
仕上材が複層仕上塗材の場合の耐久性 | 【表面状態】 合格 【付着強さ】 1.3 |
割れ、膨れ及びはがれがなく、 付着強さが0.7N/mm²以上であること。 |
注意点
- ALCパネル、多孔質下地、粗面、その他、下地に問題がある場合には、カケンフィラー(粉体/20kg袋、混和液/10kg石油缶)、
または、ミラクファンドKC-1000(粉体/20kg袋、混和液/5kgポリ容器)などで下地調整を行って下さい。
なお、改装工事にはミラクファンド各種をご使用下さい。 - 下地がコンクリートの場合には、付着物などを除去し、下地をよく乾燥させ、含水率10%以下・pH10以下として下さい。
- 吸い込みが大きい下地、部分的に下地調整を行った面が他の面と比べて著しい吸い込み差を生じる下地、改装下地、押出成形セメント板、GRC板、PC部材、 各種サイディングボード、ストレート板など、それぞれに適した下地調整材・下塗材を選択する必要があります。詳しくはお問合わせ下さい。
- 各材料の希釈には、指定の希釈剤をご使用下さい。希釈の方法が適切でないと粘性に異状をきたし、塗装時にたれ・透け・ミスト発生などの問題を生じる場合があります。
吹付時の空気圧の調整とともに十分ご注意下さい。 - 二液反応硬化タイプの材料は、主剤と硬化剤を指定の比率で調合し、電動ミキサーで撹拌混合してご使用下さい。
特に小分けでご使用の場合は、計量器にて計量を行って下さい。混合後の材料は、缶に表示の可使時間以内に使い切って下さい。
また、可使時間は温度・希釈などの条件によって変わりますので、混合後はなるべく早く使い切って下さい。 - 各標準施工仕様に記載の所要量及び間隔時間を守って施工して下さい。
- 吹付用のコンプレッサーは、2馬力以上のものをご使用下さい。
- ローラー塗りはW-2(中毛)ローラーをご使用下さい。また、ローラーは一方向だけでなく、上下左右にむらなく運ぶことが、良い施工方法です。
また、塗装後、塗膜表面が少し乾いた状態でローラーをかえるとローラー目が生じ、仕上がりが悪くなります。 - 改装工事に溶剤形の材料をご使用の場合、溶剤などの影響により旧塗膜を侵し、膨れ・ちぢみなどの異状が発生することがあります。 試し塗りによりご確認の上、本施工に入って下さい。
- シーリング材の上へ直接施工する場合、シーリング材の種類や材齢により塗膜が密着しないことや可塑剤により汚染することがあります。 詳しくはお問合わせ下さい。
- 冬期または多湿な場合には、乾燥が遅くなります。通風をよくし、十分に乾燥養生を行って下さい。特に気温5℃以下・湿度85%以上の時は、原則的に施工を避けて下さい。
施工が要求される場合は、採暖及び採暖のための養生により、雰囲気温度・被塗面温度を5℃以上にして下さい。 - 下地調整材、下塗材など、粉体及び混和液、主剤及び硬化剤がセットされているものは、同一銘柄の材料を使用して下さい。
- 本品は塗料としての用途以外に使用しないで下さい。
- 調合は、性能に支障をきたす可能性がありますので、当社指定以外の材料を混ぜないで下さい。
ご使用前には、製品容器に記載の注意事項をよくお読み下さい。また、MSDS(製品安全データシート)もご参照下さい。
下地の種類及び状況、用途などにより仕様が変わることがあります。詳しくは、お問合わせください。
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備考