フローンクイックF
種類:環境配慮型 2液水性ウレタン樹脂床用塗料 F★★★★
国土交通相-品確法に関わる6物質
厚生労働省指針13物質
文部科学省基準6物質 非配合
社名: 東日本塗料
東日本塗料
| 商品名 | A液 | B液 | 容量 | 色 | 数量 | 単位 | 価格 | ||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
※価格は税込価格になります。
仕様
| 商品名 | 容量 | kg/m²/回 | 塗装面積 | 上塗可能時間(23℃) | 歩行可能時間(23℃) | 
| フローンエコプラ速乾 | 12kg | 0.15 | 1回塗りで80m² | 3時間~48時間 | 2時間 | 
| 3kg | 0.15 | 1回塗りで20m² | 3時間~48時間 | 2時間 | |
| フローンクイックF | 16.5kg | 0.2 | 2回塗りで41m² | 1時間 | 2時間 | 
| 6.6kg | 0.2 | 2回塗りで16.5m² | 1時間 | 2時間 | 
常備色
画面に表示される色は実際の色とは多少異なりますので、 ご注意ください。
| マスカットグリーン (A-1) | エメラルドグリーン (A-2) | フレッシュグリーン (A-3) | フォックスグレー (A-4) | サンドベージュ (A-5) | 
| スカーレットブラウン (A-6) | ムーングレー (B-4) | シルバーグレー (B-5) | ハンターグリーン (B-6) | セメントグレー (B-7) | 
| ライトベージュ (B-12) | キャメルイエロー (B-15) | チャイナベージュ (B-16) | ラインイエロー (B-18) | ライトグレー (B-20) | 
| アーモンドブラウン (B-21) | マイルドグリーン (B-22) | ウォーターブルー (B-23) | ハーベストブラウン (B-24) | マリンブルー (B-25) | 
| ゴールデンイエロー (B-26) | 
特徴
フローンクイックFの優位性
◇フローンクイックは水性タイプで低臭
      ◇骨材既配合で手間が省けるため工期の大幅な短縮
      ◇エコプラ速乾との組み合わせで、
塗り替え時の下地も選びません。
    ◇フローンクイックは「速乾」タイプで溶剤型でも、上塗りや開放までの時間が早い。
低臭
■水性タイプで低臭
速乾
■1時間(23℃)で上塗り可能です。
    ⇒短工期の現場への対応が可能 
防滑
■骨材既調合でフローン硅砂7号と同等の防滑性が得られます。
    ⇒骨材の混合や散布の手間が省けます。
■遮熱性能評価方法
|  |  | 
| 左側:パワフルフロアーⅡ 右側:フローンクイックF(フォックスグレー) | 温度差 10~15℃が得られた | 
遮熱
■アスファルト表面の温度上昇を抑えます。
      ⇒夏場の太陽熱によるアスファルトの変形を抑え、わだちができるのを防ぎます。
強靱な塗膜
■溶剤系に匹敵する塗膜物性があります。
    ⇒幅広い現場へ安心して採用頂けます。 
乾燥性
| 温度 | 10℃ | 23℃ | 30℃ | 
| 可使時間 | 2時間 | 2時間 | 2時間 | 
| 上塗可能時間 | 3時間 | 1時間 | 1時間 | 
| 歩行可能時間 | 4時間 | 2時間 | 1時間 | 
| 重作業可能時間 | 24時間 | 24時間 | 24時間 | 
※乾燥時間は施工環境により多少前後しますのでご注意ください。
性状・物性
| 試験項目 | 試験結果 | 試験条件 | 
| 外観 A液 | 着色粘稠液 | |
| B液 | 透明粘稠液 | |
| 引っかき硬度 | 2H | JIS K5600鉛筆法 | 
| 磨耗質量 | 100mg | JIS K7204テーバー式磨耗試験機 | 
| 鏡面光沢度 | 5 | JIS K5600入射角60度 | 
| ホルムアルデヒド放散等級 | F★★★★ | JIS K5601-4-1 | 
耐薬品性・耐油性
| 試験項目 | 試験結果 | 試験条件 | 
| 耐水性 | ◎ | 水道水、一ヶ月浸漬 | 
| 耐塩水性 | ◎ | 20%塩水、スポット試験48時間 | 
| 耐溶剤性 | ◎ | トルエン、スポット試験48時間 | 
| ○ | キシレン、スポット試験48時間 | |
| ○ | エタノール、スポット試験48時間 | |
| 耐酸性 | ◎ | 10%塩素、スポット試験48時間 | 
| ◎ | 10%硫酸、スポット試験48時間 | |
| ◎ | 10%硝酸、スポット試験48時間 | |
| ○ | 10%酢酸、スポット試験48時間 | |
| 耐アルカリ性 | ◎ | 10%苛性ソーダ、スポット試験48時間 | 
| ◎ | 10%アンモニア、スポット試験48時間 | |
| 耐油性 | ◎ | サラダ油、スポット試験48時間 | 
| ◎ | 灯油、スポット試験48時間 | |
| ◎ | エンジンオイル、スポット試験48時間 | |
| ◎ | 切削油、スポット試験48時間 | 
  ※◎=異常なし。○=やや白化
 ※スポイト試験はJIS A 5705に準拠	
用途
- 開放廊下の改修
- 歩道、アスファルト駐車場などの遮熱舗装
施工事例
| 施工前 | 施工後 | 
|  |  | 
| テニスコート施工前 | テニスコート施工後 | 
|  |  | 
| 駐車場施工前 | 駐車場施工後 | 
標準工法
軽防滑工法(コンクリート面)
| 工程 | 材料名 | 使用量 (㎏/m²) | 上塗可能時間 | 備考 | 
| 1 | 素地調整 | - | - | |
| 2 | フローンエコプラ速乾 | 0.15 | 3時間~48時間 | A液:B液=1:2(重量比)の割合でハカリにて計量、混合、電動攪拌機で攪拌後、中毛ローラー、ハケにて塗布。 | 
| 3 | フローンクィックF | 0.2 | 1時間~48時間 | A液:B液=10:1(重量比)の割合でハカリにて計量、混合、電動攪拌機で攪拌後、中毛ローラー、ハケにて塗布。 | 
| 4 | フローンクィックF | 0.2 | 軽歩行開放時間:2時間 重作業可能時間:24時間~ | A液:B液=10:1(重量比)の割合でハカリにて計量、混合、電動攪拌機で攪拌後、中毛ローラー、ハケにて塗布。 | 
防滑工法
| 工程 | 材料名 | 使用量 (㎏/m²) | 上塗可能時間 | 備考 | 
| 1 | 素地調整 | - | - | |
| 2 | フローンエコプラ速乾 | 0.15 | 3時間~48時間 | A液:B液=1:2(重量比)の割合でハカリにて計量、混合、電動攪拌機で攪拌後、中毛ローラー、ハケにて塗布。 | 
| 3 | フローンクィックF | 0.15 | 直後 | A液:B液=10:1(重量比)の割合でハカリにて計量、混合、電動攪拌機で攪拌後、中毛ローラー、ハケにて塗布。 | 
| 4 | フローン硅砂6号 又は7号(追吹付) | 0.3 | 1~48時間 | 工程3直後、リシンガン(口径3~4mmφ)にてフローン硅砂6号又は7号を散布 | 
| 5 | フローンクィックF | 0.2 | 1~48時間 | A液:B液=10:1(重量比)の割合でハカリにて計量、混合、電動攪拌機で攪拌後、中毛ローラー、ハケにて塗布。 | 
| 6 | フローンクィックF | 0.2 | 軽歩行開放時間:2時間 重作業可能時間:24時間~ | A液:B液=10:1(重量比)の割合でハカリにて計量、混合、電動攪拌機で攪拌後、中毛ローラー、ハケにて塗布。 | 
Q&A
| Q1 色は何種類あるか? | A1   常備色(6色)、標準色(15色)があります。 また、指定色もありますので、ご希望の色をお出しすることができます。(特殊な色は近似になることもあります) | 
| Q2 エコプラ速乾以外のプライマーとの相性はどうか? また、旧塗膜がある場合、改修仕様はどうか? | A2 別紙を参照してください。 | 
| Q3 24時間後、車のタイヤですえ切っても大丈夫? | A3 過酷な状況の場合は、48時間は養生してください。通常は24時間後には車の出入りは問題ありません。 | 
| Q4 速乾性があり、艶消しタイプということで、重ね塗り部でムラは出ないか? | A4 艶消しなので、塗り方によっては底艶が出ることがあります。重ね塗り部が厚くならないように施工してください。 | 
| Q5 アスコン等へ厚塗りした場合、フクレ、割れは生じますか? | A5 極端に厚塗りした場合、膨れる恐れがあります。 | 
| Q6 施工後の耐水性の発現はどのくらいか? | A6 2時間後に降雨があった場合、剥がれはしませんが、水溜りになった箇所が白化します。基本的に24時間以上と考えてください。 | 
| Q7 速乾性の為、厨房にも施工してもよいか? | A7 常に水が存在したり、熱湯がかかる場所への施工はおすすめできません。 | 
| Q8 防滑ですが、耐汚染性はどうか? | A8 テスト塗りの結果、極端には汚れません。 テスト塗り後、1年経過した現場を確認しましたが、特に汚れは気になりませんでした。 水性フロアーと比較しても膜が緻密で固い為、汚れは付きづらい傾向です。 | 
| Q9 夏場のアスコンは高温の為、焼きつくような事はないか? | A9 夏場の施工実績もあります。 | 
| Q10 新設アスコンの対応は? | A10 通常は、2週間風雨にさらしてください。または、表層をケレンしてください。 押さえが甘い面は、経時でワレが発生する可能性があります。 | 
| Q11 透水性アスファルトへの施工方法は? | A11 リシンガンによる吹き付けのみとなります。 | 
| Q12 小分けした際、B液は放っておくと硬化しますか? | A12 水分と反応して硬化します。基本的に1現場で使い切って下さい。 | 
注意点
施工上のご注意
- 下地は砂、ゴミ、ホコリ、油等を完全に取り除いて下さい。また、新設コンクリート・モルタル面の表面には、レイタンス(遊離アルカリによる脆弱層が形成されるため、密着不良の原因となります。必ずワイヤー付きポリッシャー等でレイタンス層を完全に除去して下さい。
- コンクリート・モルタルの養生不足は水分の影響により塗膜層のフクレ、硬化不良を、またアルカリの影響により密着不良を招く場合があります。
        したがって、含水率が高周波水分計ケット社製HI-500・HI520で測定し、コンクリートレンジの表示値が5%以下、かつ、pH9.5以下になってから施工して下さい。
 コンクリート・モルタルは打設後、常温乾燥で夏期3週間以上、冬期4週間以上の期間が必要です。
 また、降雨直後で下地に水分を含んでいる場合は、2日以上乾燥させて下さい。
- コンクリート・モルタル等に発生した亀裂は、Uカットして、フローンエポパテ等を充填し、亀裂面が平滑になるように研磨処理して下さい。
- 2液反応硬化型ですから、配合比を厳守して下さい。A液にB液を入れ、2分間以上電動攪拌機にて充分攪拌して下さい。不十分ですと、塗膜性能が発揮されない恐れがあります。
 また、A液を小分けする際には缶の天を切り、電動攪拌機で攪拌してから小分けにして下さい。軽量骨材が表面に浮いている場合があります。
- 混合攪拌時には、粘度が上昇し、その後粘度が下がります。一定になってから塗装して下さい。
- B液は、キャップ口からのみ添加では、規定量を配合することは困難です。フタ部を開放してゴムベラ等でかき出すように取り出して下さい。規定量以下の配合では、塗膜性能が充分に発揮されない恐れがあります。
- 基本的に希釈の必要はありませんが、希釈が必要な場合は、水道水で0~5%希釈してご使用下さい。5%以上希釈しますと、仕上がりに支障をきたします。
- 塗料の厚塗り、溜りは割れ、フクレの原因となります。標準塗布量を守り、ムラにならないように丁寧に塗装して下さい。
- 2液反応型ですから、2時間以内に使い切って下さい。2時間を超えたものは、塗膜に欠陥を生じますから絶対に使用しないで下さい。
- 施工後23℃では、2時間程度経過後、歩行可能となります。この時間帯は、温度、使用量、換気状態によって変化しますのでご注意下さい。
- ご使用になる環境に充分に配慮して適正な材料と施工方法を決定して下さい。
- 硬化時間、硬化後の性能は施工時の温度に大きく影響されます。
| 10℃以下 | 15℃~25℃ | 30℃以上 | 
| 硬化後退 (カブリ、しわ、軟化発生) | 最適 | 硬化促進 (ポットライフ短縮) | 
- 施工時には引火、爆発、中毒等の事故防止にため、十分な換気をし、発火の原因となる電気溶接、ガス溶接との並行作業を避けて下さい。
- 開封後は速やかに使い切って下さい。
- 直接皮膚に触れないように充分に注意して下さい。もし、触れた場合は、ウエス等で充分に拭き取り、中性洗剤で洗って下さい。
- フローンクィックFは、水を稀釈剤としているため、凍結する恐れがあります。凍結したものは、正常な塗膜が得られないことがあるため、凍結させないように保管して下さい。
- 材料の保管、取扱いについては、消防法、労働安全衛生法、その他に基づき充分な管理をお願いします。
- 動植物に影響を及ぼす可能性がありますので、施工時及び施工後の換気を充分に行って下さい。
- 塗料、塗料容器、塗装具を破棄するときは、産業廃棄物として処理して下さい。
- 容器、塗装具などを洗浄した廃液は、そのまま地面や排水溝に流すと環境に悪影響を及ぼすおそれがありますので、排水処理場などの施設に持ち込むか、産廃処理業者に処理を依頼して下さい。
共通注意事項
- 取扱いについては、容器に表示された注意事項を守って下さい。
- アレルギー性等の特異体質、皮膚過敏症や呼吸系疾患を有する人は、取扱いを避けて下さい。(呼吸困難や喘息を引き起こす恐れがあります。)
※製品安全データシート(MSDS)がお手元にない方は、お問い合わせください。
