セラMシリコンIII
種類:2液弱溶剤形アクリルシリコン樹脂塗料
社名:関西ペイント株式会社
商品名 | 艶 | 容量 | 色 | 数量 | 単位 | 価格 | |||
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※価格は税込価格になります。
※中塗4kgセット、上塗3.5kgセット、もございます。別途お問い合わせ下さい。
※上塗材は、3分艶、5分艶、7分艶もございます。別途お問い合わせ下さい。
仕様
商品名 | 容量 | kg/m² | 塗装面積 | 上塗可能時間(23℃) | |
下塗材 | アレスホルダーGII | 16kg | 0.3~1.5 | 1回塗りで10~53m² | 8時間以上7日以内 |
浸透型Mシーラー | 15kg | 0.14~0.18 | 1回塗りで80~100m² | 4時間以上7日以内 | |
中塗材 | セラMシリコンIII 中塗 | 16kg | 0.12~0.14 | 110~130m² | 4時間以上7日以内 |
上塗材 | セラMシリコンIII | 16kg | 0.12~0.14 | 110~130m² | ━ |
常備色
画面に表示される色は実際の色とは多少異なりますので、 ご注意ください。
提案色
白 | ||||
KP-110 | KP-112 | KP-111 | KP-127 | KP-120 |
KP-310 | KP-337 | KP-147 | KP-330 | KP-336 |
KP-150 | KP-347 | KP-357 | ◎KP-167 | KP-356 |
◎KP-367 | ◎KP-170 | KP-121 | KP-221 | KP-80 |
KP-131 | KP-223 | KP-247 | KP-141 | KP-133 |
KP-75 | KP-350 | KP-352 | KP-70 | ◎KP-376 |
◎KP-368 | ◎KP-50 | ◎KP-385 | ◎KP-185 | ◎KP-379 |
提案色以外でも日本塗料工業会色見本帳などでの調色も可能です。
◎印は材料費が割高になります。
特徴
- 優れた低汚染性
付着した汚れと塗膜の間に雨水が入り、汚れを洗い流すことで美観を長期にわたり維持します。 - 高い耐候性
JIS K 5658 建築用耐候性上塗り塗料2級に合格した高耐侯な塗膜が建物や鋼構造物の資産価値を守ります。 - 抜群の仕上り性
肉厚感のある塗膜が優雅な美しさを演出します。 - 防カビ・防藻性
防カビ・防藻剤の効果により、カビや藻の繁殖を抑えます。
低汚染性(雨水による汚れの洗浄効果)
屋外バクロ試験結果(一年半バクロ 当社比)
低汚染のメカニズム
高耐候性
塗膜は劣化とともに、つや(光沢)が低下していきます。
つやの低下速度がゆるやかな程、塗膜の耐候性が高いことを表します。
荷姿等
製品名 | 容量 |
セラMシリコンIII | 1 6kgセット (ベース/13.7kg : 硬化剤/2.3kg) 弾性硬化剤/2.3kg |
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3.5kgセット (ベース/ 3.0kg : 硬化剤/0.5kg) | |
セラMシリコンⅢ 中塗り | 1 6kgセット (ベース/14.5kg : 硬化剤/1.5kg) 弾性硬化剤/1.5kg |
4kgセット (ベース/ 3.6kg : 硬化剤/0.4kg) |
※以下の品目は、別途お問い合わせください。
セラMシリコンIII 3.5kgセット (ベース:3.0kg、硬化剤:0.5kg)
セラMシリコンIII 中塗り 4kgセット (ベース:3.6kg、硬化剤:0.4kg)
※白・各色(7分艶・5分艶・3分艶)
JIS規格試験 試験結果
JIS K 5658 建築用耐候性上塗り塗料 2級の物性試験
試験項目 | 結果 | 規定 | |
容器の中での状態 | 合格 | 主剤・硬化剤ともかき混ぜたとき、堅い塊がなくて一様になるものとする。 | |
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乾燥時間 | 23°C | 合格 | 8時間以下 |
5°C | 合格 | 16時間以下 | |
ポットライフ | 合格 | 5時間で使用できるものとする。 | |
塗膜の外観 | 合格 | 塗膜の外観が正常であるものとする。 | |
隠ぺい率%(白及び淡彩) | 98 | 90以上 | |
鏡面光沢度(60度) | 84 | 70以上 | |
耐衝撃性(落球式) | 合格 | おもりの衝撃で塗膜に割れ及びはがれが生じてはならない。 | |
付着性(クロスカット法) | 合格 | 分類1以下であるものとする。 | |
重ね塗り適合性 | 合格 | 重ね塗りに支障があってはならない。 | |
耐酸性 | 合格 | 酸に接したとき異常がないものとする。 | |
耐アルカリ性 | 合格 | アルカリに接したとき異常がないものとする。 | |
耐湿潤冷熱繰返し性 | 合格 | 湿潤冷熱繰返しに耐えるものとする。 | |
促進耐候性 | 合格 | キセノンランプ照射1200時間で、塗膜に割れ・はがれ・ふくれがなく、光沢保持率は80%以上で、色の変化の程度が見本品に比べて大きくなく、白亜化の等級が1以下とする。 | |
屋外暴露耐候性 | 合格 | 光沢保持率が40%以上で、試料の色差が見本品の色差と比較して大きくなく、白亜化の等級が2、1または0である。 |
この試験結果は、艶有りのものです。
防カビ性・防藻性(カビ・藻の繁殖抑制効果)
防カビ性
防藻性
素材(旧塗膜)適性
素材 | 適性下塗 |
コンクリート | マルチタイルコンクリートプライマーEPO、 エポMシーラー、浸透形Mシーラー など |
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モルタル | |
スレート | |
PC板 | |
押出成型板 | エポMシーラー、浸透形Mシーラー、マルチタイルコンクリートプライマーEPO |
ブロック・ALC | アレスエアレスフィラー |
木部 | カンペ1液M木部用下塗HG |
鉄部 | スーパーザウルス |
アルミニウム | スーパーザウルス、エポマリンGX |
亜鉛めっき | |
硬質塩ビ・FRP | 不要(研磨・脱脂必須) |
窯業系サイディングボード | アレスポリマーレジン、アレス水性エポレジン |
シーリング材 | シープラ |
旧塗膜 | 適性下塗 |
吹付タイル | アレスホルダーGⅡ、アレスホルダーZ、アレスシリコンクラフト など |
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スタッコ | |
リシン | |
焼付塗料(メラミン・アクリル) | スーパーザウルス、エポマリンGX |
合成樹脂調合ペイント | スーパーザウルス |
※この他の仕様を組むことが可能です。詳細については弊社係員までお問い合わせください。
用途
コンクリート、モルタル、サイディングボード、一般鉄部等
標準工法
コンクリート・モルタル・スレート面
1)旧塗膜のテクスチャーを変えた塗替え
工程 | 塗料名・処置 | 標準所要量 (kg/m²/回) |
塗装間隔 (23℃) |
塗装方法 | 希釈率 (重量%) |
素地調整 | クラック、鉄筋の露出漏水などの部分に適切な処置を施す。 劣化塗膜をケレン工具(皮スキ、ワイヤーブラシ)で除去し、ホコリ、汚れなどを高圧水洗で取り除き乾燥した清浄な面とする。 |
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下地調整材 (下塗) (上塗) |
アレスホルダーGII 上水 |
0.8~1.5 | 8時間以上7日以内 | 多孔質ローラー | 1~5 |
中塗 | セラMシリコンIII中塗 (ベース:硬化剤 = 10:1) 塗料用シンナーA |
0.12 | 4時間以上7日以内 | ハケ、ローラー | 5~15 |
0.14 | エアレス | 10~30 | |||
上塗 | セラMシリコンIII (ベース:硬化剤 = 6:1) 塗料用シンナーA |
0.12 | ━ | ハケ、ローラー | 5~15 |
0.14 | エアレス | 10~30 |
2)旧塗膜のテクスチャーを活かした塗替え
工程 | 塗料名・処置 | 標準所要量 (kg/m²/回) |
塗装間隔 (23℃) |
塗装方法 | 希釈率 (重量%) |
素地調整 | クラック、鉄筋の露出漏水などの部分に適切な処置を施す。 劣化塗膜をケレン工具(皮スキ、ワイヤーブラシ)で除去し、ホコリ、汚れなどを高圧水洗で取り除き乾燥した清浄な面とする。 |
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下地調整材 (下塗) (上塗) |
アレスホルダーGII 上水 |
0.3~0.5 | 8時間以上7日以内 | 中毛ローラー | 5~10 |
0.7~1.0 | リシンガン | 7~10 | |||
0.7~1.2 | エアレス | 7~15 | |||
中塗 | セラMシリコンIII中塗 (ベース:硬化剤 = 10:1) 塗料用シンナーA |
0.12 | 4時間以上7日以内 | ハケ、ローラー | 5~15 |
0.14 | エアレス | 10~30 | |||
上塗 | セラMシリコンIII (ベース:硬化剤 = 6:1) 塗料用シンナーA |
0.12 | ━ | ハケ、ローラー | 0~10 |
0.14 | エアレス | 5~10 |
3)平滑仕上げ
工程 | 塗料名・処置 | 標準所要量 (kg/m²/回) |
塗装間隔 (23℃) |
塗装方法 | 希釈率 (重量%) |
素地調整 | エフロ・レイタンス・ゴミ・汚れなどは、ワイヤーブラシ・サンドペーパー・ウエスを使用して除去し、乾燥した清浄な面とする。 pH10以下、含水率8%以下とする。 |
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下塗 | 浸透形Mシーラー (ベース:硬化剤=10:1) 塗料用シンナーA |
0.14 | 4時間以上7日以内 | ローラー | 無希釈 |
0.18 | エアレス | ||||
中塗 | セラMシリコンⅢ中塗 (ベース:硬化剤=10:1) 塗料用シンナーA |
0.12 | 4時間以上7日以内 | ハケ、ローラー | 5~15 |
0.14 | エアレス | 10~30 | |||
上塗 | セラMシリコンⅢ (ベース:硬化剤=6:1) 塗料用シンナーA |
0.12 | ━ | ハケ、ローラー | 0~10 |
0.14 | エアレス | 5~10 |
一部鉄部(塗替え)・亜鉛メッキ面
工程 | 塗料名・処置 | 標準所要量 (kg/m²/回) |
塗装間隔 (23℃) |
塗装方法 | 希釈率 (重量%) |
|
素地調整 | 鉄部 | 劣化している塗膜はケレン工具で除去する、 さびは電動工具やサンドペーパーなどを用いて除去し、清浄な面とする。 素地露出部は工程2の下塗りを用いて補修塗りを行う。 |
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亜鉛メッキ面 | 全面清掃、脱脂、目荒しを行い、清浄な面とする。 白さびなどはワイヤーブラシ・サンドペーパーなどで除去する。 |
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下塗 | スーパーザウルス (ベース:硬化剤 = 9:1) 塗料用シンナーA |
0.14 | 4時間以上7日以内 | ハケ、ローラー | 0~10 | |
0.17 | エアレス | 0~10 | ||||
中塗 | セラMシリコンIII中塗 (ベース:硬化剤 = 10:1) 塗料用シンナーA |
0.12 | 4時間以上7日以内 | ハケ、ローラー | 5~15 | |
0.14 | エアレス | 10~30 | ||||
上塗 | セラMシリコンIII (ベース:硬化剤 = 6:1) 塗料用シンナーA |
0.12 | ━ | ハケ、ローラー | 0~10 | |
0.14 | エアレス | 5~10 |
標準工法(弾性仕上げの場合)
※「弾性硬化剤使用」 ←価格等、別途お問い合わせ下さい。
コンクリート・モルタル面
1)複層仕上げ
工程 | 塗料名・処置 | 標準所要量 (kg/m²/回) |
塗装間隔 (23℃) |
塗装方法 | 希釈率 (重量%) |
|
素地調整 | 新設 | エフロ・レイタンス・ゴミ・汚れなどは、ワイヤーブラシ・サンドペーパー・ウエスを使用して除去し、 乾燥した清浄な面とする。 pH10以下、含水率8%以下とする。 |
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塗替 | クラック、鉄筋の露出漏水などの部分に適切な処置を施す。 劣化塗膜をケレン工具(皮スキ、ワイヤーブラシ)で除去し、 ホコリ、汚れなどを高圧水洗で取り除き乾燥した清浄な面とする。 |
|||||
下塗り | エコカチオンシーラー | 0.13 | 2時間以上7日以内 | ローラー | 無希釈 | |
0.17 | エアレス | |||||
中塗 | ベース塗 | アレスゴムタイルニューラフ 上水 |
0.6~1.3 | 2時間以上7日以内 | リシンガン 4.5~6.5mmΦ |
10~20 |
パターン塗り | アレスゴムタイルニューラフ 上水 |
0.6~1.3 | 8時間以上7日以内 | タイルガン 6~8mmΦ |
1~3 | |
上塗 (1回目) |
セラMシリコンIII中塗 (ベース:硬化剤 = 10:1) 塗料用シンナーA |
0.12 | 4時間以上7日以内 | ハケ、ローラー | 5~15 | |
0.14 | エアレス | 10~30 | ||||
上塗 (2回目) |
セラMシリコンIII (ベース:硬化剤 = 6:1) 塗料用シンナーA |
0.12 | ━ | ハケ、ローラー | 0~10 | |
0.14 | エアレス | 5~10 |
※ 弾性仕上げの場合、弾性硬化剤を使用してください。
※ 上記各仕様書の所要量は、一般的な条件での参考値です。したがって、被塗物の形状や塗装条件によって増減することがあります。
※ 中塗~上塗の代わりに上塗~上塗での塗り重ねも可能です。
注意事項
旧製品との併用について
旧製品のセラMシリコンII と新製品のセラMシリコンIII は混合することは出来ません。
下塗り セラMシリコンII | × | 塗装不可 ご注意下さい。 |
上塗り セラMシリコンIII |
下塗り セラMシリコンIII | × | 塗装不可 ご注意下さい。 |
上塗り セラMシリコンII |
下塗り セラMシリコンIII 中塗 | ● | 塗装可 |
上塗り セラMシリコンII |
下塗り セラMシリコンIII | ● | 塗装可 |
上塗り セラMシリコンIII |
※お手持ちでセラMシリコンII がございましたら、ご注意ください。
汚れについて
①カビ、藻、シーリング材のにじみ、鉄サビに起因する汚れは、従来塗料と同等のレベルです。
②塗装後3日~1週間から落ちはじめ、その間に付着した汚れも徐々に除去されます。但し建物の構造上、本来の低汚染性能が十分に発現しない場合が有ります。雨掛かりの少ない被塗面や、汚れが大量に流れ落ちる被塗面では、十分な汚れ防止効果が得られないことも有りますのでご了承お願い致します。
③足場解体時など、部分補修する際には、汚染ムラの発生原因となりますので、硬化剤の入れ忘れ、不足などに十分注意してください。
施工上の注意事項
①塗装仕様に記載の塗り重ね乾燥時間は、屋外で気温23℃の条件を想定しています。低温時や屋内等で十分な換気ができない場合は、塗り重ね乾燥時間が長くなることがありますので、ご注意ください。
②気温5℃以下、湿度85%以上の環境では塗装を避けて下さい。また、強風時や降雨、降雪、結露が予測される場合も塗装を避けてください。
③黄・赤・青・緑系の冴えた色で仕上げる場合は、隠蔽性を上げるために中塗を共色で塗装してから仕上げることをお奨めします。
④希釈には必ず「塗料用シンナーA」を使用してください。その他のシンナーを使用した場合、チヂミや再溶解等が発生することがあります。また、ラッカー系旧塗膜面を塗り替える場合、チヂミが発生することがありますので、事前に確認してください。
⑤本品を溶剤適性の無い旧塗膜に塗装した場合、膨れや縮れなどの塗膜欠陥を起こす可能性がありますので、試験施工するなどして事前にご確認ください。
⑥ベースと硬化剤を規定の割合で混合後、塗料用シンナーAを加えて充分攪拌し、適切な粘度に調整してから塗装してください。薄めすぎは隠蔽力不足や光沢不足の原因となるだけでなく、流れやすくなるため、仕上り不良の原因ともなりますので、ご注意ください。流れた部分が白っぽくなることがありますが、この場合は、直ちに補修塗りを実施してください。
⑦被塗面に油、ワックス、汚れ等が付着している場合は、必ずシンナーを含ませたウエスで拭き取ってから塗装してください。
⑧ツヤ調整(5分つや・3分つや)仕上げの場合、塗装方法の変動、塗付量のバラツキ等により、ツヤムラが生じる場合がありますので、ご注意ください。
⑨異なる色を塗り重ねる場合も、ニジミ防止のため、塗り重ね乾燥時間を1日以上確保してください。
⑩塗装用具の洗浄にはラッカーシンナーを使用して下さい。
⑪ベース、硬化剤は湿気の影響を受けやすいので、必ず密閉して冷暗所に保管して下さい。又、ベースと硬化剤を混合したものは、8時間以内(23℃)に使い切ってください。
⑫汚れ、傷などにより補修塗りが必要な場合がありますので、使用塗料の控えは必ずとっておき、同一塗料、同一ロット、同一塗装方法で補修塗装をしてください。
⑬濃彩色仕上げの際、雑巾・ウエス等で強くこすると、色落ちや艶変化が起こる場合があります。
⑭シーリング面への塗装は極力避けてください。汚染や粘着、ワレの原因となります。やむをえず塗装する場合には、ノンブリードタイプのシーリング材を用いることとし、シープラ又はマルチタイルコンクリートプライマーEPOをバインダーとして挟むことで不具合を軽減することができます。
⑮蓄熱されやすい素材(軽量モルタル、ALC、窯業サイディングなど)等で、旧塗膜が弾性リシンや弾性スタッコ、複層弾性のアクリルトップ等の場合、環境条件によっては水や温度の影響で塗膜が膨れる場合があります。これらの場合には既存塗膜を除去する等の入念な下地処理を行ってください。
ご使用上の注意事項
下記の注意事項を守ってください。詳細な内容については安全データシート(SDS)をご参照ください。
予防策
取り扱い作業中・乾燥中ともに換気のよい場所で使用し、粉じん・ヒューム・ガス・ミスト・蒸気・スプレーを吸入しないこと。必要な保護具(帽子・保護めがね・マスク・手袋等)を着用し、身体に付着しないようにすること。
吸入に関する危険有害性情報の表示がある場合、有機ガス用防毒マスク、又は、送気マスクを着用すること。
又、取り扱い作業場所には局所排気装置を設けること。
皮膚接触に関する危険有害性情報の表示がある場合、頭巾・えり巻きタオル・長袖の作業着・前掛を着用すること。
火気を避けること。静電気放電に対する予防処置を講ずること。
火災を発生しない工具・防爆型の電気機器・換気装置・照明機器等を使用すること。
裸火又は高温の白熱体に噴霧しないこと。
本来の目的以外に使用しないこと。
指定材料以外のものとは混合(多液品の混合・希釈等)しないこと。
缶の取っ手を持って振ったり、取っ手をロープやフックで吊り下げたりしないこと。
取り扱い後は、洗顔、手洗い、うがい、及び、鼻孔洗浄を十分行うこと。
使用済みの容器は、火気、溶接、加熱を避けること。
本品の付いた布類や本品のかす等は水に浸して処分すること。
対応
目に入った場合: 直ちに、多量の水で洗うとともに医師の診察を受けること。
皮膚に付着した場合: 直ちに拭き取り、石けん水で洗い落し、痛みや外傷等がある場合は、医師の診察を受けること。
吸入した場合: 空気の清浄な場所で安静にし、必要に応じて医師の診察を受けること。
飲み込んだ場合: 直ちに医師に連絡すること。無理に吐かせないこと。
漏出時や飛散した場合は、砂、布類(ウエス)等で吸い取り、拭き取ること。
火災時には、炭酸ガス、泡、又は、粉末消火器を用いること。
保管
指定容器を使用し、完全にふたをして湿気のない場所に保管すること。直射日光、雨ざらしを避け、貯蔵条件に基づき保管すること。子供の手の届かない場所に保管すること。又、関連法規に基づき適正に管理すること。
廃棄
本品の付いた布類や本品のかす、及び、使用済み容器を廃棄するときは、関連法規を厳守の上、産業廃棄物として処分すること。(排水路、河川、下水、及び、土壌等の環境を汚染する場所へ廃棄しないこと。)
施工後の安全
本製品は揮発性の化学物質を含んでいますので、塗装直後の引渡しの場合は、施主様に対して安全性に十分に注
意を払うように指導してください。
例えば、不特定多数の方が利用される施設などの場合は、立看板などでペンキ塗り立てである旨を表示し、化学物質過敏症ならびにアレルギー体質の方が接することのないようにしてください。
関連商品
備考
関西ペイント株式会社:http://www.kansai.co.jp/
PDF:セラMシリコンIII